AWSとは何か?
AWSーアマゾンウェブサービスとは何かわかりやすい解説? 入門編
AWSーアマゾンウェブサービス(Amazon Web Service)とはアマゾンが提供するクラウドコンピューティングのサービスです。今回は何故AWSが経済やビジネス発展のキーになるのか、またAWSとはそもそもどういうところが従来と違うのか説明します。
一言にAWSと言っても説明し難いというのが本音です。説明するより下記の図をご覧いただければと思います。AWSのコンソールにログインすると見えるサービス一覧です。
サービスの数が多い。通常は大きい会社でAWSを使う際には、アマゾンからトレーナーを会社に一定期間呼んで、社員をトレーニングさせます。Amazonも専用のトレーニングなしに使わないでください、と注意を促しています。筆者が実際に使用してみて、共感した理由は下記です。
- インターフェースがユーザーフレンドリーじゃない
- アカウントが無料で作れ、1年間は無料で使えるサービスが多いのに、有料のサービスがどこから始まるのか曖昧
- サービスを見ただけでは無料か有料か不明なことが多い(課金が高いサービスは書いてあることが多い)
- ウェブ知識が深くないと説明が分からない
- フレキシブル過ぎてこうやって使おうというマニュアルが特にない
- ウェブ開発の専門知識なしには、説明を読んでも分からない
- デプロイからお会計まで同じインターフェイス
- アマゾンが提供する課金システムを理解してないと損する(変動課金システム等がある)
等々が挙げられます。
もちろん勉強すれば個人でも使えます(このブログもAWSで東京にホスト)。ドメインを購入する必要はあったものの、ホスト代は無料の一年間は毎月$0.5(スタティックウェブホストの場合)です。
でもなぜこんなに分かりにくいのか?
AWSのサービスは元々自社で使う為に開発されたものでした。Amazonが拡大していくと同時に、膨大なアクセス数と、世界中に展開する際に、ITの複雑な問題を解決する為に開発していったテクノロジーです。だから、大きな会社のシステムインターフェイスみたいなんです。
AWSの利点とは?
もちろん、Amazonが自社のシステム開発したインフラを使える訳ですから、スタンダードが高く、インフラが既に世界中にあり、特に大きな会社にとっては自社で開発するコストと時間が省けるので、世界中に拡大したいと考えているIT企業には利点だらけです。また、セキュリティに関して他の会社例えばマイクロソフトのAzure(実は値段が少し安い)と比べるのは難しいですが、アマゾンが特にいーコマースのウェブサイトを作っており、セキュリティに関してかなり実績があるところで、大企業が信頼しているところがあります。また、AWSのサミットNYに筆者は行きましたが、内容のほとんどがセキュリティについてのものでした。
誰が使うべき?
という質問より、誰が使わないべき?という質問の方が正しい。単純にインターフェイスがつかいにくい、分かりにくい、というだけで、知識さえあれば小さい、国内用のサービスしか提供していなくても実は利点だらけです。また、AWSもパッケージを売っており、マニュアルをほとんど省いて、通常のサーバーと全く同じように使うこともできます。
使ってみたいと思いますか?のちにマニュアルチュートリアルを書きますので、ご期待ください。