AWSのCloudFrontでgzip圧縮
AWS、アマゾンウェブサービスのクラウドフロント( CloudFront)がgzip圧縮をサポート
ワードプレスやWIXのようなウェブサイトビルダーを使ってるとあまり聞かないかも知れませんが、gzipとはウェブサイトをとても小さいファイルに圧縮してくれるプログラムです。通常はデフォルトでサーバに備え付けてありますが、AWSのように全てをマニュアルでコントロールする際や、ウェブアプリを0から作成する場合にマニュアル設定、インストールが必要になります。今回はAWS(アマゾンウェブサービス)のCloudFront(クラウドフロント)を利用した際にどのように設定したらいいのかお伝えします。
AWSのCloudFrontとは?
CDN(Content Delivery Network)として開発されたサービスで、AWSの公式サイトでは下記のように説明されています。
Amazon CloudFront は静的コンテンツ (画像、スタイルシート、JavaScript など) の世界中の視聴者への配信を加速できます。このコンテンツ配信ネットワーク (CDN) には複数層のキャッシュや、エッジにキャッシュされていないオブジェクトのレイテンシー向上とオリジンサーバーの負荷軽減に役立つ、リージョン別エッジキャッシュがデフォルトで提供されています。静的コンテンツをキャッシュすることで、ウェブサイトのビューワーに高速で確かな体験を提供するためのパフォーマンスとスケールを実現できます。
CloudFrontにはエッジロケーション(Edge location)というものがあり(リンクは英語)、下記の図のように、世界中に散らばっています。日本にも東京と大阪にエッジロケーションがあり、データがキャッシュされていることにより、ユーザーがより高速にデータのダウンロードができるようになっています。オレンジ色のドットはエッジにキャッシュされてないデータもキャッシュしているということです。
エッジロケーションの設定は、S3のホストロケーションほどフレキシブルではありませんが、選ぶことが出来、課金体系が違います。日本にCDNが欲しい場合はベストパフォーマンスを選ぶほかありません。
gzipが何故大事なのか?
SEO(グーグルサーチのランキング上位にあげるための能率化)においては、スピードが大事なファクターの一つですが、gzip圧縮をすることにより、ユーザーが高速にデータをダウンロードすることが出来、よりサーチランキングにおいて有利になります。
AWSにおけるgzipの設定の仕方
- まずAWSのコンソール画面にログインして、CloudFrontのサービスにいき、Behaviorタブをクリック。自分の利用しているIDにチェックを入れ、編集ボタンをクリック。
- 次に画面を一番下までスクロールすると「Compress Objects Automatically」という選択肢が現れるので、これをYESにチェックを入れます。
以上です。